
男の子にとっては、ホワイトデーはバレンタインデーありき。
バレンタインデーにチョコをもらえたら、ホワイトデーという行事はポンって急にカレンダーに現れて、ひやひやプレッシャーのかかる日に変わりますよね(笑)
でも、実はこればかりではないんですよ。
ホワイトデーは、バレンタインデーがなくても存在します。
私の友達の男の子に、凄く好きな子がいてバレンタインデーにその子からチョコをもらえるかとても楽しみにしていた子がいました。
結局、バレンタインデーにはその女の子は別の男の子にチョコをあげて、彼は落胆。。
この時、彼のカレンダーの年間行事からホワイトデーは消え去りました。
バレンタインデーからホワイトデーまでの1ヶ月間、彼は残念な気持ちで過ごしてましたが、とてもポジティブで前向きな彼。
ホワイトデーって、どんな日だ?
調べたところ「バレンタインデーのお返しを送る日」と書かれていて、さらにもう一文、「好きな子にプレゼントを送る日」とも書かれていたのです、
そう。彼はバレンタインデーにチョコレートをもらってないのに、その女の子にホワイトデーのプレゼントを送ることに決めたのです!
そして、当日、彼女の自宅まで歩いていって、ポストに投函。もちろん、自分の差出人名入りです。
翌日、学校で噂になりました。
○○君、バレンタインデーにチョコもらってないのに、○ちゃんにあげたらしいよ。。
その男の子も割と人気の男の子だったので、女の子は大騒ぎ!
女の子の反応ときたら、「ねぇ、チョコあげてないんだよね?」「勘違いなんじゃない!?」「なにかあったの??」と、テンションバク上がり!
当の本人も、「あげてないんだけど。。」と困惑の様子。
その後も女の子たちは、ヒューヒューと捲し立てからかい続けました。
その日から、彼女は、彼とすれ違うたびにドキッと胸が高まり、つい授業中も彼のことをチラホラ。時々、目が合ってしまって互いに逸らすを繰り返す。
バレンタインデーにチョコを上げた男の子よりも気になり始め、意識するようになったのです。
結局、チョコをあげた好きな男の子からの、ホワイトデーのお返しより、その彼からのお返し?のほうが嬉しかった、と彼女は言っていました。
まだ、若い二人でその時はお付き合いまでには至らなかったみたいだけど、彼女はとても嬉しい思い出として残っているのだそうです。
今は縁がないで私はわからないのですが、そんなことをされたら、同窓会で会うたびに、「あ、、」って思いますよね。
何年経っても忘れられない思い出が、その後どう花開くかなんて、わからない。
バレンタインデーにチョコを貰えないのにホワイトデーにお返しをする、それって最大の愛情を示す最高のプレゼントじゃないでしょうか?
もし、あなたに勇気があるなら、バレタインチョコを貰えなかったことなんて気にしないで、今すぐなにか買いに行って。
勘違い男って思われたくないからって、そんなことで諦めないで。
好きなんでしょ?
一言メッセージを足せば、大丈夫。
「チョコ貰えなかったのでお返しではありません。だけど送ります。」
女の子が、嫌な気分になるわけないよね?
銀水あけ美